こんにちは。全力全快訪問看護ステーション代表の榎本です。
この「訪問看護日誌」では、日々の訪問の中で出会ったあたたかい出来事や、心に残るエピソードを綴っています。
人と人とのつながりの中で感じる“ぬくもり”を、少しでも皆さんにお届けできたら嬉しいです。
82歳の男性の方。脳梗塞の後遺症で指が思うように動かず、「もう一度、箸を持ってご飯を食べたい」という想いから、訪問リハビリを希望されました。
最初に伺ったときに、「これはいい!毎日来てくれ!」と笑顔で言ってくださり、そこから週3回の訪問が始まりました。少しずつ指が動くようになり、ある日「箸が使えるようになったんだよ」と報告を受けたときは、私まで胸が熱くなりました。
今ではご家族のように迎えてくださり、「今度一緒にご飯を食べよう」と誘っていただくことも。先日はご自宅で楽しくお酒を飲みながら、リハビリの努力話や昔の思い出を語り合いました。
訪問看護やリハビリの仕事は、身体のケアだけでなく“心”を通わせる時間でもあると感じます。これからも一人ひとりの生活に寄り添い、その方らしい毎日を取り戻すお手伝いをしていきたいです。
全力善会 榎本尚人
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