【訪問看護の現場から】寝姿勢の改善で3倍のスピードに!90代男性の再生ストーリー

こんにちは。全力善会訪問看護ステーション代表の榎本です。
今回は、訪問看護の現場で「寝姿勢の大切さ」を改めて実感した出来事をご紹介します。

90代の男性の方。尿が出にくくなり、しばらく導尿(管で尿を出す)で対応していました。
ご本人もご家族もとても心配されており、少しでも身体への負担を減らせないかと考えていました。
そこで、睡眠環境の見直しを提案し、ご家族の了承をいただいて寝床を交換しました。

すると──驚くほどの変化があったのです。
なんと、数日も経たないうちに自然排尿が戻り、さらに歩行速度は約3倍にアップ。
声もはっきり出るようになり、食欲も日常生活動作もどんどん改善していきました。
「寝姿勢」が整うことで、身体全体の機能がここまで回復するとは本当に驚きです。

この経験を通して、改めて「人が眠る環境」は老若男女問わず健康に深く関わっていると感じました。
訪問看護では、医療的なケアだけでなく、生活の中の小さな工夫が大きな回復を生むことがあります。
これからも一人ひとりに合った“その人らしい暮らし”を支えていきたいと思います。

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次