【訪問看護日誌】「最期まで自宅で」─限りある時間の中でできることを

こんにちは。全力善会訪問看護ステーションえのもと代表の榎本です。
今日は、訪問看護を続ける中で感じた「命と向き合う時間」についてお話しします。

今、私にとってとても大切な方々が、人生の最期に差しかかっています。
お一人は、病状が悪化し、病院での療養を選択されました。
もう一組のご夫婦は、自宅での生活に限界が近づき、施設への入所を検討されています。

お二人とも、「最期まで自宅で過ごしたい」という強い想いを持っておられました。
その想いを叶えるために、私たちはできる限りの支援を続けてきました。
けれども、現実には“時間のリミット”が近づいています。

そんな中で、「榎本さんたちが訪問できる施設がいい」と言ってくださったんです。
その言葉を聞いた瞬間、胸が熱くなりました。
訪問看護師として、こんなに嬉しいことはありません。

一方で、「本当に最善を尽くせているのだろうか」と、自分の力不足を疑ってしまう瞬間もあります。
それでも、誰かの人生の“最期の時間”に関われることは、何にも代えがたい使命です。
切なさと感謝が入り混じる中で、今日も訪問を続けています。

「最期まで自宅で」─その願いに寄り添いながら、
これからも、その人らしい最期を支えられる看護をしていきたいと思います。

訪問看護を通して出会う一つひとつのご縁が、私にとって大切な学びです。
これからも、利用者さまやご家族の笑顔を支えられるよう、全力で寄り添っていきたいと思います。
今日も全力全快で頑張ります。

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