こんにちは。全力善会訪問看護ステーション榎本 代表の榎本です。
今日は、今振り返ってみて、胸に静かに残っている出来事を書いておこうと思います。
以前、自宅で訪問看護を利用してくださっていた方がいました。
現在は介護負担の関係で、施設へ短期入所されていました。
その施設には、看護師さんも常駐しています。
それでもある日、ケアマネージャーさんから電話がありました。
「調子が悪いから、榎本さんに診てほしいと言っている」と。
正直に言うと、少し不思議に思いました。
施設に看護師がいるのに、なぜ私なのだろう、と。
しかも制度上、これは無償での訪問になります。
それでも、ご本人・ご家族・ケアマネージャー、
皆が私の訪問を望んでいると聞き、
「仕方ないですね」と言いながら、現地へ向かいました。
訪問してみると、発熱はあるものの、急を要する状態ではありませんでした。
その場では、体調の確認をしながら、たくさん声をかけました。
「また家に帰ったら、一緒にリハビリしましょう」
そう約束をして、その日は施設を後にしました。
しばらくして、本日。
その方が亡くなられたと連絡を受けました。
そのとき、ふと思ったのです。
あの訪問は、ご本人からの「最期のお別れ」だったのかもしれない、と。
悲しさよりも、
最後の最後に、もう一度会わせてもらえたこと。
見えない力で、ちゃんとつながっていたのだという感覚。
感謝の気持ちで、胸がいっぱいになりました。
訪問看護は、医療行為だけではありません。
その人の人生の一部に、そっと関わらせてもらう仕事なのだと、
改めて感じた出来事でした。
訪問看護を通して出会う一つひとつのご縁が、私にとって大切な学びです。
これからも、利用者さまやご家族の想いに寄り添いながら、
全力で向き合っていきたいと思います。
今日も全力全快で頑張ります。

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