―嚥下障害と点滴ケアの選択
こんにちは。全力善会訪問看護ステーションえのもとの榎本です。
この「訪問看護日誌」では、日々の訪問の中で感じたことや、医療・看護の現場で大切にしている考え方を綴っています。
脳梗塞の後遺症により、嚥下障害(飲み込みの難しさ)や誤嚥(食べ物が気管に入ること)が著しい利用者さんを担当しています。
食事や水分を安全に摂ることが難しく、医師の指示のもとで点滴による栄養・水分補給を行ってきました。
訪問看護の現場では、医療的な対応だけでなく、
「どう生きたいか」「どう過ごしたいか」というご本人・ご家族の想いを丁寧に聴くことも大切です。
点滴や胃ろうなどの選択には様々な考え方がありますが、
私たちは、望む生き方に寄り添い、その選択を支えることが訪問看護の役割だと考えています。
医療には正解がひとつではありません。
だからこそ、「この人にとって何が一番大切か」を一緒に考え、支えていくことが私たちの使命です。
これからも、安心して過ごせる時間を少しでも多く届けられるよう努めていきたいと思います。

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