【訪問看護日誌】金曜17時過ぎの電話。「どうにかなりませんか」と言われて

こんにちは。全力善会訪問看護ステーション代表の榎本です。
今日は、訪問看護という仕事の「現実」を突きつけられた出来事を書いておこうと思います。

金曜日の17時過ぎ。
知り合いのケアマネージャーさんから一本の電話がありました。

高齢の利用者さま。
日に日に体が動かなくなってきていて、昨日は立てていたのに、今日はもう立位が取れない。
病状が不安定なためショートステイも使えない。
病院は検査待ちで、入院もできない。

行き場がありませんでした。

さらに、ご本人は悲しさと不安のあまり、自傷行為に走ってしまったとのこと。
電話越しに聞きながら、胸が締めつけられる思いでした。

「えのもとさん、どうにかなりませんか」

その一言に、すべてが詰まっていました。

私は、「土曜日だろうが日曜日だろうが、来てほしいと言われるなら明日にでも行きます」と返事をしました。
特別な解決策があるわけではありません。
魔法のように何でも治せるわけでもありません。

時々思います。
自分は「便利屋」なのかな、と。
周囲からは、何でも解決できる存在だと思われているのかもしれません。

それでも、誰かが「今、来てほしい」と思っている場所に行く。
それが訪問看護の原点なのだと思っています。

明日も、行ってきます。
最善かどうかは分かりません。
でも、「行かなかった後悔」だけは、したくありません。

訪問看護を通して出会う一つひとつのご縁が、私にとって大切な学びです。
これからも、利用者さまやご家族の笑顔を支えられるよう、全力で寄り添っていきたいと思います。
今日も全力全快で頑張ります!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次